くっぴーのブログです。

Twitterでは収まりきらない長文を書きたいときに。

献血に行った話。

 

 こんにちは。くっぴーと申します。

 

 キズナアイちゃんが献血関連のコラボをしてたので献血しに行ったオタクのレポもどき的な落書きです。

 

 では本文。

 

 

献血前のこと。

 

 

 場所は横浜市高島町横浜駅のある場所です。この20年間でもう何千回と来た場所。馴染みのある場所がオタ活の聖地となることに、嬉しさが抑えきれませんでした。

 

 ツイッターでさんざんムーヴしてますが、私はハマっ子(横浜市民の愛称)。横浜生まれ横浜育ちです。日本全国どこへ行っても地元を聞かれれば「横浜です!」って言うことで有名なやたらと郷土愛の強い集団の出身。私もそれに漏れずハマっ子スピリッツ(?)を持った人間なので…推しがこの地にやってきたああああああああああああ!!!!!!!って気持ちでいっぱいでした。

 

 献血の経験はなかったけど、わざわざこの地に推しがやって来たんだし受けない理由がない。もう嬉しさで狂喜乱舞してるノリで予約の電話を入れましたね。

 

 

 実は。昔から献血の施設が駅の近くにあることは知ってました。献血に行かれた同志の中には見かけた方もいらっしゃったりするかもと思いますが、横浜駅から東口に向かう通路に献血の呼びかけのプラカードを掲げた人、いたじゃないですか。実はあの係の人私が小さいころからよくいたんですよ。だからちょっと気になってたってのもある。

 

 

 そして当日。いつになく早起き(当社比)した私は住処の秘境から横浜駅を目指して。着いたらGoogleマップを見ながら会場に向かいました。アニメイトの旧店舗の近くなんですね。高校時代お世話になってたからちょっと懐かしみを感じたり。

 

 

★会場についてから本番までのこと。

 

 

 会場についてまずは受付。係の人に「○○時で予約していた○○と申しますゥ…」といつもの陰キャボイスで伝えて滞りなく手続きが進んでいきます。

 

 ここなんだけどね!!予約した時にカルテ的なものを事前に作ってくれたらしいんですよ。その時にアイちゃんの体験のことを伝えたからなのか、欄に「キズナアイ♡」って書いてあった。ハート付き。なんかかわいかった。

 

 

 さあ診察待ち。だんだんと緊張がMAXになってきました。実はこれには理由があって。

 

 なぜなら。実はくっぴーさん、血と注射が大っっっっっっっっっっっっっっっっっっ嫌いです。

 

 マ ジ で 大 嫌 い 。

 

 ちょっとの血でも見るのダメだし、この年でも注射を打つときは数日前から気分は超低空飛行だし、恥ずかしながら打たれるときちょっと涙出てる。だって痛いもん。(注:くっぴーさんは20歳男性です)

 

 そんなんだからめちゃくちゃ怖かったんですよ。出来るなら逃げ出したかった。マジで。

 

 

 そんなバカなことを考えてたら名前を呼ばれました。どうやら採血をするらしい。テキパキと進められ、二の腕をゴム的なもので縛られて。針が狙ってる場所は腕の関節の部分。…腕の関節の部分?

 

 え、ちょっと待ってそこに針刺すの!?!?え!?え!?え!??!!?聞いてない聞いてない聞いてない聞いてない無理無理無理無理怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!!!!

 

 スタッフさん「ちょっとチクっとしますよ~」

 

 待って待って待って待って怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…

 

 

 あのね、20代男性が出していいような声じゃない声がでた。

 

 

 「~~~~~~~~~~~~っ(高音)!!!!!!!」みたいな声。

 

 

 割と原文ママ

 

 なんか衝撃で目がチカチカする感じがした。

 

 

 

 採血が終わって「検査の結果こうだったので~」って検体を見せてるけど見せないで見せないで見たくない見たくない!!!!って気持ちでいっぱいで明後日の方を向きながら「アッハイ」を繰り返してた。ニンジャスレイヤーかな?

 

 

 検査が終わって、さんざんビビり散らかしてた私の痴態(笑)をみたスタッフさんが「献血の時も同じことしますが大丈夫ですか?キャンセルも出来ますけど…」って聞いてくれて。

 

 まあ…確かにめちゃくちゃ怖いですよ。でも大切な推しがきっかけを作ってくれて、私の地元にまで来てくれたんだし、怖いって理由で引くわけにはいかないでしょ、って思ったので。

 

 キッパリと「大丈夫です!!!」って言いました。私、えらい。

 

 

 さあいよいよ献血本番。

 

 

献血本番のこと。

 

 

 ロビーで無料のココアを飲んでほけーっとしてたら突然呼ばれました。んであれよあれよと二度目の針を刺すとき。

 

 もうさっき同じことはしたし大丈夫。流石にもう大丈夫。怖くない怖くない。わぁ針取り出した…見たくないけど見てない所で刺されるのはもっと怖い…あああああぁぁぁぁ…

 

 

 多分体がガッチガチになってたんでしょうね。そんな逡巡を巡らせている私を見たスタッフさんが、

 

「怖くないですよ~」って。

 

 

 怖がってるのがバレました。死ぬほど恥ずかしい。

 

 

 それでもね、一回目よりかは耐えられたんですよ。漏らした声のボリュームも結構(当社比)抑えられたし。

 

 ちょっとクスッとされたけど。

 

 

 すぐしたら機械の音が聞こえてきて献血が始まったことが分かったけど、すぐにその事実は頭から消し飛ばしました。自分の血を吸われてるなんて怖いこと考えたくない。なんか腕に違和感があるけどそれも多分気のせい。

 

 

 でもくっぴーさん、実はけっこう好奇心が旺盛な上にバカなんです。だからちょーーっとした出来心で管の先を見ちゃったんですよ。

 

 

 そしたら真っ赤に膨らんだポリ袋的なものがあって。

 

 

 人間、本当に見たくないものがあると漫画みたいなリアクションするんですね。手で目を覆うテンプレリアクションをしてました。ちなみにそれ以降二度とそこは見なかった。

 

 

 頭から現実を消し飛ばそうにもめちゃくちゃキツくて。どうにか現状を忘れようとテレビのオリンピックの中継に集中してました。ちょうどバスケをやってて。「ナイスパスカットォ!!!!おわああああああスリーポイント決めたすげえええええ!!!!!」って心の中で叫びながら気を紛らわしてました。あの時日本で一番バスケ日本代表を応援してた自信ある。

 

 オリンピックに夢中になってたらいつの間にか終わってました。後は諸々の手続きとお土産を頂いて(なんかめっちゃもらった)。帰りました。

 

 いつもなら買い物とかして帰るのですが、もうそんな気力もなくて。真っ先に駅に向かいました。

 

 

献血を終えてから思うこと。

 

 

 疲れた。本当に疲れた。大嫌いなものを二つも同時に体験したせいでマジでHPのメーターの残りがミリ。

 

 でも、それ以上に経験してよかったって思います。

 

 昔から知っていた横浜駅献血ルームに行けましたしね。前述したとおり、献血ルームの存在は知ってました。でも知ってるだけで行こうとは思わなかったんですよね…恥ずかしながら。そんな場所に行ったことがちょっと嬉しかったり。

 

 そしてそのきっかけを作ってくれたのが私の大切な推しであったこと。アイちゃんがいなかったらこんな体験は出来なかっただろうし、しようとも…多分思わなかったでしょう。ありがとうアイちゃん。

 

 あと何よりもスタッフの方々。さんざん手を焼かせた私の対応をして下さり本当にありがとうございました…。

 

 

 そんなわけで。結論としては、行ってよかったです。

 

 

 

 それでまあ、変わらず血も注射も大嫌いだけど。でも世に血が足りなくなったりしたら献血に向かうのもアリかも、って思うようになったりね。

 

 それまでにとりあえず注射くらいは克服したい。

 

 

令和3年7月30日 くっぴー