こんばんは。くっぴーと申します。
去年の12月、アイちゃんと通話したその際に10kg痩せることを宣言し、先日ついに達成することが出来ました。今回はその話です。
まあ言うなれば自叙伝的なものですね。書きたくなったので書いちゃいました。ただの落書きです。
ただ今回の話は…過去の私の話だったり、怠惰な私の話だったりも含まれてるので…。苦手な方はブラウザバックの方をお願いしたいです。
あ、あと長文です。
それでは以下本文。
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★体形が崩れ始めた時のこと。
私の体形が崩れ始めたのは小学校高学年の時。
当時の私は髪を肩甲骨辺りまで伸ばしていて。また当時は顔立ちが中性的、というよりかは女の子っぽくて。「かっこいい」よりも「かわいい」って言われるほうがうれしい、変な少年でした。
でもそんな大好きな髪ともお別れの時が来て。私は中学受験組だったため出願用紙に載せる写真のために髪を切らなくてはいけなくて。
今でも思い出します。バッサリ髪を切られた自分を見て、男のくせに人前でぐすぐす泣いて美容師さんを困らせて、しまいには付き添いの母親に対して謝らせてしまったこと。絶対にこんな姿を誰かに見られたくなくて、翌日の朝に「学校に行きたくない!!」って母親に駄々をこねて、そんな私の対処や諸々をさせてしまったせいで貴重な有休を使わせてしまったこと。
さらに誘爆されるような形で、これまでの小学校での諸々も決壊したんでしょうね。まあね、当時の私は男のくせに女っぽい見た目して、教室のすみっこで一般的に見れば女の子が読むような本(『黒魔女さんが通る!』とか『魔法屋ポプル』とか『泣いちゃいそうだよ』シリーズが好きでした)を読んでいるやつですよ。
めっっっちゃくっっっそいじめられてました。
あとまあ…中入試対策の方もあまり上手くいってませんでした。毎日算数と理科に怨嗟を吐きまくって毎日泣いてたよなぁ。
そんなこんなで、なんか辛いなぁ、って思うようになって暴飲暴食に走る生活が始まって。当然見た目も変わってきますけど、もう見た目なんてどうでもよくなってしまったんですよね。ごはんおいしーあはは~位の気持ちで気ままに食ってました。
で、恥ずかしながら小学生時代が終わって中高生になってもその習慣は抜けなくて。あ、ちなみに中高時代も校則が割と厳しめで髪は伸ばせませんでした。髪の長さはギリ校則違反くらい。「くっぴー髪長げぇぞ~床屋行け~」ってめっちゃ言われてた。
そして大学生に。大学生になって髪の制約はなくなりました。でもいざなってみても不思議と髪伸ばそ!って気持ちにはならなくて。中高時代あれだけ伸ばしたがってたのにね。
なんかね、どうしてもあの小学生の時のつらい記憶が蘇っちゃって。髪を伸ばしてもいつかまた切らなきゃいけない時が来ることは流石に分かってて。だから何となく伸ばせないままでいました。
でも中高の6年を過ぎてもホントの私は髪が長い私だ!って気持ちは消えないままで。結局大学二年の始まりの頃には肩まで髪を伸ばしていました。
髪は長くなりました。でもね、なんか違うんですよ。ぜんっっっぜん似合ってないの。まっっっったく似合ってないの。なんでだろ?とも思いました。
まあね、うすうす気づいてました。似合ってないのは太ってるから。
字面で伝わるかわからないけど、当時の私166cm72kg(肥満Ⅰ度)、金髪を肩まで伸ばした陰キャオーラ全開のオタクだからね?ヤバくない?
流石にダイエットするか、って思ってするんですよ。でも全然続かなくて。長年自堕落な生活を送ってきた私にとってダイエットはキツすぎて、数週間もてばいい方、みたいなのがほとんど。
そんな風にダラダラと月日を重ねて、大学二年生の12月1日。
アイちゃんと通話した日です。思い出を語った後にアイちゃんから「何か応援してほしいことある?」って言われて。まず思い浮かんだのは当時苦しんでいた大学で使う英語のこと。
そして、ダイエットのこと。
正直これを言うのには躊躇しました。アイちゃんに向かって宣言したら後には引き返せなくなるよ?ホントに出来る?って。
正直…自信はありませんでした。だって何度志しても折れてきたし。
でも。長い髪が似合ってないって今でも悩んでるじゃん。原因も太ってるから、ってわかってるじゃん。痩せたら似合うかもよ!?って気持ちもあって。
そうこう考えを巡らせているうちに、いっちょ一念発起痩せてみるのも面白いかも!って気持ちがだんだん勝ってきて。
だから、思い切って言いました。
「ダイエットが…長続きしません…」って。
アイちゃんは通話で私がダイエットしたい!って言ったときに「ダイエットした先にどうしたいかによるんじゃない…?」って言ってました。
あの時は言わなかったけど決まってます。昔みたく長い髪を、似合わせたい。
いっつも自堕落な自分にかまけて諦めてたけど、今度こそは、って気持ちで。
あとはアイちゃんと目標を設定して期限も定めてもらって。ひっさしぶりに、本気のダイエットがスタートしました。
★ダイエット中のこと。
そうと決まればさっそく実行です。翌日両親に「私ダイエットするから!アイちゃんに言ってきた!!」って宣言して。これは完全な余談ですがくっぴーさんの家での一人称は「私」。外では「俺」を使うけど、「俺」って一人称、実は嫌い。
でも恥ずかしながら私ダイエットをしたことがなかったんですよ。そもそも適正体重すらわからない。
通話の時に目標の減量数を聞かれた時に最初「15㎏」と答えたのは自分の適正体重が50㎏いかないくらいだと思っていたから(実際は61㎏)。しかも実はこれチキった数字で、本当は20㎏と答えるつもりで。バカなのかな。
とりあえずググりまくってダイエット法を調べまくったり。私のことをよく知っている家族に「そもそも自分が太った原因ってなんだろ?」って聞いてそれを改善したり。(ちなみに満場一致で「食べ過ぎ」。はずかC)やれることはやりまくりました。
とりあえず標準体型の家族一同と同じ量を食べて。自分で用意する昼食とかはグーグル先生に従って。深夜の三時に走り込みの習慣をつけたりして。坂ばっかりの横浜の地形を毎回恨めしく思いながら走りました。
そうしたらね、割と結構減っていくんですよ。体重が。え、ちゃんとやれば体重って減るものなんだ…って当たり前のことに驚きましたね。これなら誕生日までなんか余裕かも!って感じで浮かれてました。かわいいね。
ただ、ダイエットしたことない私でも存在は知ってました。停滞期。それが来ました。最初はあれ、減らなくなった…。くらいの面持ちだったんですよ。でもそれがずっと続くとまあ…ちょっとだけ不安になるんですよ。あれ、これもしかしてずっと減らないやつ?誕生日までに間に合う?って。だって全然減らないんだもん。
しかも運悪くリアルの方で個人的にキッツいなぁ、ってことが起きて。ちょっとだけ、ストレスが溜まっちゃって。3週間もTwitterすらやらなかったの初めてじゃない?
ちょっとだけ、前に見たいな食生活に戻っちゃって。
ようやく立ち直った時には2㎏強増えてました。うっそでしょ、って。
今まで以上に真面目にやんないとマジでヤバい。本気でヤバい。と思って食事管理と運動を今一度見直して。食事管理は割と上手くいったんですよ。問題は運動。
有酸素運動が出来なくなってたのです。すぐに息切れしちゃうの。例えばランニングなら300kcalくらい消費したあたりでもうキツい。ちょっと前まで700kcal消費するくらい走ってもまだ全然って感じだったのに…
何でなんでしょ。老いたから?でもまだ二十歳だし…。親は「タバコだろ」って言ってたけどまだ喫煙歴数ヶ月だしなぁ…。謎は深まるばかりですが、とにかくダイエットはさらにキツいものへとなって。
正直これマジで無理かも、って気持ちはありました。割と本気で「誕生日当日無理でした、って言うか…?」って思ってました。ガチのマジで無理だと思ってた。
ただね、ぜっっっっっったいに失敗は許されない、って気持ちもあったんですよ。そりゃそうですよ。運よくアイちゃんと直接会話することが出来て、直接応援してもらうことが出来て。しかもそれは努力すれば絶対達成できるやつ。そこまで恵まれてながら「無理でしたテヘペロ☆」はマジでありえん。マジで失敗したらアイちゃんに顔向けできん。
もうね、必死に頑張りました。マジでやめてやりたかった。てかアイちゃんに宣言してなかったら多分やめてた。辛くてもアイちゃんが応援してくれたことを思い出して。痩せたら、昔みたいに戻れるかも、って想いをモチベにして。
そして5月の終わりらへん。体重計に表示された数字は61.4kg。ついに目標の‐10kgを達成しました。
この時以上に嬉しかったことはないです。というか嬉しさよりも安堵の気持ちの方が勝ってたかも。ああ、アイちゃんとの目標を達成できたんだ、よかった、ホントによかった、って気持ち。
ただ、個人的にはこの数字に満足してなくて。というのも、個人的に「痩せている」って思っている自分は50㎏台だったから。
せっかくだから自分がなりたい姿になるまでがんばろ!って思って。ハードルをさらに上げて目標を59㎏に。59㎏になって初めて目標達成だよね、って思いながら延長戦に。
そして約束の日の6月30日。59.2㎏になりました。
★目標を達成してから思うこと。
とにかく、達成できてよかった。これ以上の気持ちはないです。一時期ホントに達成できないかもって思ってただけに嬉しさしかないです。マジで。
ちなみに今体重計に乗ってみましたが59㎏を維持できていました。リバウンドしないように頑張らないと…
でもね。このダイエットを目指すきっかけとなった、「昔みたいな長い髪が似合うような姿になる」。これが達成出来たかどうかは正直…自分ではよくわかりません。
私ももう二十歳。知っている人からも、知らない人からも可愛いね、って言われてきた女の子っぽい顔立ちも今では影も形もなくて。普通のよくいる男になってしまいました。体つきも変わっちゃったしね。華奢とはお世辞にも言えない体つきになっちゃって。今では考えられないけどくっぴーさん小さい頃は華奢だったんだよ?
普通な男になっちゃったんだなぁ…って。男だから仕方ないんだけど。
鏡をみても、昔に比べれば全然似合ってないよなぁ…って思います。残念ながら。
ちょっとだけ…つらいですよ。昔はかわいかったのになぁ…って思うのも。痩せても似合わないものは似合わないんだ、って実感するのも。
あとこれはあんまり関係ないかもだけど声。私って声変わりする前は他の男子たちに比べるとめちゃくちゃ声が高かったんですよ。
今でも少し声は高いらしいです。高校時代、部活の仲間に「声変わりしたら低い普通の声になっちゃってかなしい…」的な事をボヤいたら「いやお前普通に声高いよ…?」って言われて。
でも違うの。私って元々女の子に間違われてもおかしくないくらいに高かったの。声変わりして低い声しか出なくなった時の絶望、わかる??今の私は普通よりちょーっとだけ声が高いだけの男。てか普通の男声を出す生き物。
そうだったね。体型以外にも女の子っぽい要素があったから似合ってるって思えたんだよね…って気づいてから、今の私は根本的に女性っぽい姿は似合わないんだ、って悲しんだりもしたけれど。
それでも。前よりかはマシになったかな、って思います。少なくとも、一年前の自分と比べたら今の方が絶対似合ってると思う。
それだけで、満足です。
そんなある日のこと。体型も元に戻った私。いつも通りに働いている時でした。
私が小遣い稼ぎにやっている仕事は色々な飲食店を回るのですが、ある日に行ったバーで品物が出来上がるまでぽけーっと待ってたら店員さんに、
「お兄さん女の子みたいな顔してるね、可愛いってよく言われない?」、って。
前述の通り、今鏡見ても普通な男性の顔立ちしてますし、どういう意味で言ったのか分かりませんが。
かねてからの「昔みたいな…」って夢が完全に叶った気がして。
ちょっとだけ、嬉しかったです。
私は今大学三年生、未だに髪は長いまま。仕方ないじゃん。長い髪した自分が一番自分らしい気がするし。もちろん、いつかはこの髪とまたお別れしなきゃいけないこともわかってるけど。
でももう大人だし、あの時みたいに泣いたりなんてしないよ、って。
何よりも。大切な推しのおかげで素敵な体験ができたしね。
令和3年7月8日 くっぴー